WindowsとMac OS

技術情報

パソコンにはOS(基本ソフト)が入っているのは現在では常識ですよね。しかし、私が大学生の時はOSという言葉すらありませんでした。

では、OSは何のために必要かを説明します。

パソコンは何でもできる機械なので、いろいろな入出力の部品が付いています。入力だったら、キーボード、マウス、マイク、カメラなどでしょうか。出力はディスプレイ、スピーカー、プリンターなどです。またパソコンの心臓部の記憶装置も重要です。この様々な部品はいろいろなメーカーがそれぞれの規格(ルール)で作っています。昔のパソコンはある特定の部品に合わせて一つ一つのパソコンを作り上げていました。ですから非常に高価でした。部品が変わればまた新たなパソコンの開発という具合に、作る側も買う側も大変なコストを強いられたわけです。

そこで考えられたのがOSです。周辺の部品、もっというとパソコンの頭脳であるCPUも含めてOSが面倒を見ましょうとしたわけです。OSと各部品の間の取り決めはそれぞれの部品開発メーカーが担当します。こうすると、パソコンメーカーはOSとOSに対応している部品ならば自由に選択ができるわけです。これがOS。有名なところでは、マイクロソフト社急成長のきっかけを作ったMS-DOSでしょうか。DOSとはDisk Operating Systemのことで、ハードディスクの管理をOSが引き受けたわけです。パソコンメーカーは買ってきたハードディスクをただつなげてOSを流し込めば動いたわけです。DOS互換なんて言葉が懐かしいです。

その後、様々な部品や機能をOSが吸収していってWindowsなるものがセンセーショナルに登場しました。パソコン時代の始まりです。パソコンメーカーはただ部品を買ってきてガッチャンコするだけですからものすごいコストダウンが可能です。急激にパソコンの値段が下がったのはこうした背景からです。

Windowsの歴史は先ほどのMS-DOSからの流れで3.1、95、Me、NT、2000、XP、Vista、7、8(抜けは無いでしょうか)と進化してきています。では、Mac OSはと言うとどうでしょう。Mac OSは当然あのアップル社のものです。マイクロソフトと異なり、アップルはパソコンもOSも自社開発です。使用する部品もWindowsに比べると種類が限られますからOSとしての互換性や信頼性は高くなります。何よりも、パソコンとOSの開発チームが近くにいるというメリットからパフォーマンスの良さが早い時期から評価されていました。エンジニアがMac好みなのはこのような理由からだと思われます。しかし、Macは一社独占主義を崩さないためにコストという面で圧倒的に、マイクロソフト社+世界中のパソコン会社に負けてしまったのです。それがそのまま普及率という形に反映しています。逆にいうと、あれだけ価格差がありながらここまで生き残っているのは驚異です。

現在スマートフォンでも同様の構図があります。iPhoneはアップル社がハードとOSを一社独占。それに対して、AndroidはGoogle社+世界中の携帯電話メーカー。更にGoogle社はAndroidを無料で配布しています。それでもiPhone人気が高いのは・・・

OSだけでも結構面白いですね。

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