特許のクレーム?

特許情報

特許用語にクレームという言葉があります。英語のclaimです。日本語では苦情の意味が大きいですが、申し立てるという意味だそうです。

特許を申請する際には、このクレームを明確にします。日本語では請求項と言います。アイデアの全体像を描いて、これ的な、という書き方では100%特許化はできません。アイデアの中の、この部分とこの部分と・・・・が、「新しい」、「画期的」という書き方をしなければならないのです。よく考えたら当たり前のことです。漠然としたアイデア像だと、それのどこを侵害したのか、色なのか、大きさなのか、形なのかが不明だからです。だから、ここですぞ! ここを見て! と一つ一つ宣言するわけです。それがクレームです。

特許の審査はクレーム毎に行われます。あなたのアイデアから全部で10個のクレームが抽出できたとします。そのすべてが権利化されることはまずありません。いくつかは類似先願有などの理由で拒絶されます。しかし、拒絶されないクレームがあれば、あなたのアイデアは特許になるわけです。

ですから、特許のリエゾン(アイデアを整理して肉付けを行うこと)はこのクレームをたくさん見つけることに他なりません。クレームを見つける作業は、純粋なアイデア創造とは異なり、ある意味テクニックが必要です。あらゆる技術的知識、経験を駆使してクレームに持ち上げます。私の経験からすると、クレームが一つでも見つかれば、派生で10,20はあっという間に思いつきます。それをまとめて数個に落ち着かせます。

弁理士の先生は技術者とは限りませんから、やはりこのアイデアのブラッシュアップとリエゾンを含めたクレーム抽出はこの手の作業に慣れた経験豊かな技術者と一緒に行うことがベストだと思います。

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