誰にでもできる簡単なこと?

特許情報

求人広告に「誰にでもできる簡単な仕事」と掲載される場合があります。

専門知識や経験は必要ないという意味でしょう。

しかし、私は「誰にでもできる簡単なこと」が最も難しいことだと考えています。

禅問答ではありません。

具体例を挙げると、野球があります。

上手い下手を無視すると、日本人やアメリカ人のほとんどの人が”できること”です。

そう、誰でもできる簡単なことです。

しかし、”上手く”という条件が付くと、一気に難しくなります。

リトルリーグ -> 中高野球部 -> 大学野球部 ->プロ野球のように難易度のランクも明確です。

何故難しいのでしょうか。

それは、誰でもできることだから、優れるためには人並み以上のことをしなければならないからです。

つまり、同じことをしている人の数が多く、競争率が尋常じゃないくらい高いわけです。

大学受験もそれに似ています。

勉強自体は上手い下手を除くと、誰にでもできることです。

その誰にでもできること、人並み以上の努力を続けないと良い大学に入れない。だから難しい。


話が長くなりましたが、技術はどうでしょうか。特に新規技術や特許技術。

特許技術などを思い付く人は、「誰にもできない難しいこと」をしている人と世間では思われているかもしれません。

私は、理屈を整理したり実験をしたりなど、面倒なことは多いですが、決して難しくは無いと思っています。

実は、競争率はめちゃくちゃ低い。

世界中に同じことを思い付いている人は多分数万人はいるでしょう。

そのうち、そのアイデアを真面目に研究しようと思っている人は数千人でしょうか。

そして、研究できるタイミング、環境が与えられている人は更に少なくなって百人いないでしょう。

もっと言うと、連絡でも取り合わない限り、研究開発の切り口は異なりますから、あなたの思い付きを研究しているのは、ほぼひとり。

同じアイデアでも切り口次第で無限の応用になりますから。

そうなんです。競争率は無いに等しいのです。

敢えて言うならば、諦めないで継続するために、自分の弱さとの競争がある程度。

私は、昔からあらゆることの歩みが遅い。競争の激しい中ではとても疲れてしまう。

疲れからは創造的なことは生まれない。生まれるのは余裕から。

なので、テーマは人のやらない難しそうな物を好みます。

実は楽だから。


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