ワードプレス PHP7が普及して来たようです

最近複数のレンタルサーバー会社でPHP7系の選択ができるようになって来ています。
PHPはWordPressを記述しているプログラム言語です。
WordPressを設置できるレンタルサーバーにはこのPHP記述を解釈してHTMLファイルを出力するPHPインタープリター(翻訳機)が存在します。
このインタープリターの最新バージョンがこれまでの5.6系から7系にアップしたわけです。
PHP7系の特徴は何といってもその速度にあります。
一説にはPHP5.6系の倍程度と言われています。(実感もそうです)
他にもPHP5.6系から変更、追加になったところも多いのですが、PHP開発者でなければ知らなくて良いことだと思います。
要は、WordPressの唯一の欠点と言われてきたブラウザ表示時間(HTMLファイルの展開時間)が大幅に解消されるというものすごく嬉しい事件なのです。
インタープリターのバージョンアップ時に多いバグも致命的なものは未だ経験していません。
ただし、こんなにいい感じのPHP7系ですが、選択採用する際には少しだけ注意が必要です。
使用しているWordPress、テーマ、プラグインのバージョンがPHP7系に対応している必要があるからです。
WordPressは現時点での最新(2017年1月21日現在だとVer 4.7.1)であれば大丈夫です。
テーマは使用しているテーマの供給元ホームページで確認できます。
問題はプラグインです。
多くのプラグインの説明HPは英語です。慣れていないとPHPに関してのバージョン指定を探すことは難しいですし、多くのプラグインを使用している人にとっては面倒な作業です。
そこで、プラグインのPHP対応の簡易確認方法をご紹介します。
先ず、wp-config.phpの‘WP_DEBUG’を有効(true)にします。
(詳しい操作方法は”ワードプレス FTPを使ってwp-config.phpだけは触って欲しい”をご覧下さい)
使用しているレンタルサーバーのコントロール画面でPHP7系を選択したのちにホームページや管理画面等を確認してください。
そこにNoticeやWarningの表示が無ければ、90%大丈夫です。
90%と書いたのは実際には実動作が正常になされているかの確認が必要という意味です。
しかし、弊方はこの簡易確認方法で裏切られた経験は一度もありません。
そして、wp-config.phpの‘WP_DEBUG’を無効(false)に戻して通常運転に切り替えます。
もし、NoticeやWarningが出るプラグインがありましたら、そのプラグインの存在意義とサイト表示速度のトレードオフになります。
あと1年もしたらPHP7系が当たり前になると思いますのでこんなチェックは懐かしい昔の一コマになるでしょう。
表示速度も速くなったWordPressはより一層使いやすくなりました。
お試しください。