ワードプレス 画像(メディア)ファイルのURL

WordPressのメリットの一つに画像(メディア:以降、画像とのみ称します)を簡単にコンテンツに挿入できることがあります。
上図の様に、任意の場所に『メディアを追加』画像を挿入できます。
今回はこの挿入できるWordPressの画像はどのように保管されているか、という話題です。
保管されている場所は画像記述のURLを見れば分かります。
<img src=”https://tec-aid.com/wp-content/uploads/2015/01/poet2.png” />
上例ですと、”poet2.png”という画像ファイルが”https://tec-aid.com/wp-content/uploads/2015/01/poet2.png”に格納されていることになります。
分かりやすく書き直しますと、
”サイトのドメイン/wp-content/uploads/年/月/ファイル名”
の様になります。(年と月はアップロードした年月)
実際にFTPでそのDIRにアクセスすると画像のファイルが存在します。
アップロードした年月のフォルダーに格納されていることは分かりました。
通常はそれで問題はありません。
しかし、昔書いたコンテンツを修正する場合などにちょっとした問題が起こります。
以前使用した画像を少しだけ変更して同じファイル名で再びアップロードするとします。
同じファイル名にしたのは、コンテンツの記述を変更したくないからです。
しかし、画像は変更できません。以前の画像のままです。
これはWordPressが同じファイル名でも異なる年月のフォルダーに格納するからです。
つまり、ファイル名を同じにしてもコンテンツの記述(画像ファイルURL)を変更する必要があるわけです。
一つ二つの画像変更なら大した面倒ではありません。
しかし、同じ画像を様々な箇所で使用している場合は大変です。
各コンテンツ記述を変更しなければなりませんし、そもそもすべての箇所を把握することは大ごとです。
これを解決するためにWordPressには年月のフォルダーを使用しない設定が用意されています。(デフォルトは年月のフォルダーを使用)
WordPress設定の『メディア設定』の中に”アップロードしたファイルを年月ベースのフォルダに整理”という設定項目があります。
ここのチェックを外すと画像ファイルは”uploads”フォルダー直下に格納されます。
つまり下記の様な画像ファイルURLになります。
”サイトのドメイン/wp-content/uploads/ファイル名”
このモードにすると、先ほどの”ファイル名を同じにすればコンテンツ記述の変更なしに画像変更”が可能になります。
ただし、一つだけ注意して欲しいことがあります。
WordPressの画像アップロードには上書き機能がありません。(上書きを選択させるメッセージが出ると便利ですが・・・)
同じ名称の画像ファイルをアップロードするとWordPressが自動的に名称に”-1”などを付け加えて別ファイル名にします。
ですから、以前アップロードした画像を検索して削除する必要があります。
(画像名の検索は拡張子を除いた名称で行います:WordPressの仕様です)
ご自分のサイトの運営方法(過去コンテンツ修正の頻度など)に従って画像ファイルの格納方式を選んでいただけたらと思います。
お試しください。