ワードプレスプラグインのインストールと不具合対策

今回はWordPressプラグインをインストールする際の手順と確認どころについてご紹介したいと思います。
また、多くのプラグインをインストールしている場合に発生しがちな不具合の対策についてもお話します。
先ず、WordPress管理画面のメニューのプラグインから”新規追加”を選択してクリックします。
新規追加の画面が表示されたら右上の欄(少し見にくいですが・・・)にインストールしたいプラグインの名称を入力します。(ここでは有名な『Google XML Sitemaps』を入れています)
入力後キーボードの”Enter”キーを押します。(送信ボタンはありませんので名称を入力したらEnterです)
入力した名称に近い名前のプラグインがリストアップされます。今回は最上段左上に目的のプラグイン『Google XML Sitemaps』が出ています。
早速”いますぐインストール”ボタンをクリックしても良いのですが、初めてのプラグインの場合は少し調査をしましょう。”詳細情報”をクリックします。
確認したい項目は”更新履歴”です。ここをクリックします。
通常はこのページに更新履歴が記載されているのですが、『Google XML Sitemaps』は情報を一元管理するために自サイトへ行くように指示しています。
上図が『Google XML Sitemaps』の更新履歴です。ここで更新履歴の日付を見ます。『Google XML Sitemaps』は半年を空けることなく頻繁に更新されています。
この様に、新しいプラグインをインストールする際には開発者がどの程度更新をするプラグインなのかを確認した方が良いです。
プラグインの中には半年以上、1年以上更新をしていないものもあります。WordPressの更新頻度からして半年以上更新が滞っているプラグインはトラブルの原因になる可能性が高いので要注意です。
確認後、新規追加のページに戻って”いますぐインストール”ボタンをクリックします。(”いますぐインストール”ボタンは詳細情報ページの右下にもあります)
”本当にこのプラグインをインストールしてもいいですか?”という少しショッキングな確認画面が出ますが、”OK”をクリックします。(プラグインは後で簡単に削除できます)
インストール終了後に”プラグインを有効化”をクリックすると全て完了です。(もちろん有効化は後からしてもOKです)
次に、インストールしてあるプラグインを削除(アンインストール)する方法を説明します。
先ず、”インストール済みプラグイン”のリストから対象のプラグインの”停止”をクリックして無効化します。
次に、”削除”をクリックします。(次に確認画面が出ますからこれが最終決定ではありません)
確認画面で”クリックして削除されるファイル一覧を表示”をクリックすると削除されるファイルが表示されます。(観ても分かりませんが・・・)
そして、”はい、これらのファイルを削除します”ボタンをクリックすると削除(アンインストール)されます。(これは最終決定です)
きれいさっぱり削除されました。
しかし、プラグインの中にはきれいさっぱり削除しないものもあります。特にデータベースに書き込んだデータや自動作成した固定ページなどはそのままという場合があります。(まあ影響は無いのですが、『立つ鳥跡を濁さず』が理想ですねぇ)
最後に、意外とみなさんが知らない大事な話をします。
プラグイン自体はサーバーの容量が許す限りいくらでもインストール出来るのですが、サーバーが同時に処理できるプラグインの数(正確には処理量)には見えない限度があります。
WordPressのプラグインはPHPという言語で記述されています。そして、サーバーでPHP処理をする際に使用できるメモリーの上限が密かに決められているのです。
一般的なレンタルサーバーは複数のユーザーで共有していますから、限られたサーバーのリソースを有効活用するために使用可能メモリー容量は低めに設定されています。
このメモリー容量制限のために、プラグインを10個以上インストールされている方はそろそろ要注意です。
新たなプラグインをインストール(+有効化)したら、それまで問題の無かったプラグインの動作が変になった、またwp-config.phpのデバッグモードでチェックされている場合でしたら、エラーや警告が出るようになった経験はありませんか?よく読むと、PHP Fatal error: Allowed memory size of 524288330 bytes exhausted (tried to allocate 351 bytes) in ….などと書かれていたりしませんか?
慣れている方は相性が悪いと判断されて、新たにインストールしたプラグインを削除してしまって対処されます。
確かに、フック処理やデータベース処理などで衝突が起こる不具合(相性が悪い?)もあるでしょうが確率は非常に小さいです。(少なくとも私はこの手の不具合に出会った経験はありません)
この不具合の原因はサーバーのメモリー不足だと考えられます。先ほど述べた様にサーバーにはメモリー制限があるからです。
この不具合は設定で対処できる場合が多いです。上図はさくらレンタルサーバーのコントロール画面です。”PHP設定の編集”をクリックします。
”php.ini 設定ファイル編集”に
memory_limit = ○○○M
などと記入します。○○○Mにはメモリーの上限値を書きます。
最大上限値はレンタルサーバー会社や契約しているサーバーのグレードで異なりますのでレンタルサーバー会社におたずねください。
私はphp.iniに他にも記述していますが、良くわからない方はmemory_limitの設定だけにしてください。
また、レンタルサーバ会社によってはphp.iniでは無く.htaccessを使用する場合もあると思います。
ここでは全てを説明することは出来ませんので、「契約されているレンタルサーバ会社」+「memory_limit」+「PHP」等で検索して情報を収集してみて下さい。
お試しください。